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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年05月31日
研究報告:農機が土壌に永久的な損傷を与える
(ノルウェー研究委員会より)
5月5日付けのノルウェー研究委員会(The Research Council of Norway)の研究報告によれば、農業用の重機は、研究者らが従来考えていたよりも永久的な損傷を土壌に与えるという。
ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの研究者らは北欧共同プロジェクトで、土壌の荷重耐性と土壌圧縮が環境に与える影響を調査している。土壌密度の増加、大気量の減少、余剰水分の排水能力の低下を特徴とする土壌の圧縮が、土地の長期的な食料生産能力を低下させるという。
生命科学大学(UMB)のTrond Borresen教授によれば、気候が変動し、春と秋の降水量が増えると、土壌はさらに圧縮されやすくなるという。また欧州の農業では、多くの農機の軸重が永久的な圧縮損傷を引き起こす荷重をはるかに上回っており、ここ10年の間に重機の重量と大きさが大幅に増加したことも土壌圧縮に影響している。
土壌の成長可能性を保護するには規制の導入が必要だとする同教授は「最大軸重の制限が近々設けられるが、農地への同様の制限を検討すべきだ」と述べ、「できるだけ早く安全策をとり、必要な対策を導入する正当な理由がある。いったん土壌が圧縮されると、その損傷を修復するには非常に長い時間がかかるからだ」と結んでいる。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110531_1.html
研究報告:農機が土壌に永久的な損傷を与える