（米国エネルギー省より）

米国、ワシントンＤＣ発―米国エネルギー省（ＤＯＥ）のスティーブン・チュー長官は６月７日、次世代半導体照明の研究開発を支援するため、８件のプロジェクトに1,500万ドル近くを投資すると発表した。これらのプロジェクトは、ＬＥＤ（発光ダイオード）やＯＬＥＤ（有機発光ダイオード）などの高効率の半導体照明技術の開発や普及を目指すもの。

８件のプロジェクトは３つの分野から選択された。コア技術の研究分野（計430万ドル）ではアリゾナ州立大学など４件が、製品開発の分野（計360万ドル）ではクリー社（Cree, Inc.）など２件が選ばれた。さらに、製造設備や工程を改良してコスト削減と品質向上を図る製造分野（計690万ドル）では、Moser Baer Technologies, Inc.など２件が選ばれた。

チュー長官は、「このような最新の照明技術への投資は、米国の技術革新を支え、製造業の新規雇用を生み出すことになるだろう。さらには、急速に進展するこの業界で米国が世界をリードすることにもつながる」と述べる。コア技術研究と製品開発へのＤＯＥからの資金提供はこれで７回目となり、製造分野への資金提供は２回目となる。

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