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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年06月16日
研究報告:英大学、バイオ電池開発への第一歩を発見
(イーストアングリア大学より)
英国イーストアングリア大学の科学者チームは、5月23日付けの『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』で、細菌細胞が電荷を移動させることが可能となるタンパク質の厳密な分子構造を初めて明らかにしたと発表した。
今回の発見により、科学者は、細菌を直接的に電極と「つなぐ」方法を開発し、効率的な微生物燃料電池(バイオ電池)を作ることができる。また、石油やウランによる汚染を浄化することが可能な微生物学的な作用因子や、人間や動物の糞尿で動く燃料電池の開発も促進されるだろう。
同大学の生物科学部(School of Biological Sciences)のトム・クラーク博士は、「細菌のある種が細胞の内から外へ電子を移動させる方法を理解する上で、今回の発見は胸が踊るような進歩である。このプロセスに関与する主なタンパク質の厳密な分子構造を明らかにすることは、微生物を将来的に実行可能な電力源として研究するためには重要な一歩である」と述べた。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110616_1.html
研究報告:英大学、バイオ電池開発への第一歩を発見