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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年06月19日
オーストラリア、ニュージーランド:持続可能な「生物由来」の航空燃料産業は実現可能
(豪州連邦科学産業研究機構より)
豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)は5月25日、オーストラリアとニュージーランドにおいて、経済的にも環境的にも有益な生物由来の航空燃料産業は実現可能とのメディアリリースを発表した。この新しい持続可能な航空燃料産業は、今後20年にわたり、温室効果ガス排出を17%削減し、1万2,000以上の雇用を創出し、航空燃料輸入への依存を縮小することができるとのこと。
この報告は、オーストラリアとその周辺地域の航空産業に関わる主要な企業・団体と協力して、CSIROがまとめた報告書『持続可能な航空への飛行経路(Flight Path to Sustainable Aviation)』によるもの。
この燃料は、例えば作物の刈り株、森林から出る廃棄物、都市のゴミや藻といった食物ではないバイオマスから生成されるという。またバイオマス資源は十分にあり、食料安全保障や環境に影響を及ぼすことなく、温室効果ガスの排出削減をもたらすとのこと。
この産業の設立のためには、協力的な市場体制と供給プロセスの構築、精製工場の開発、燃料の持続可能性の証明と独立した検証が必要であるという。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110619_1.html
オーストラリア、ニュージーランド:持続可能な「生物由来」の航空燃料産業は実現可能