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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年06月24日
IEA:エネルギー関連排出量、史上最高の30.6ギガトンに
(国際エネルギー機関より)
国際エネルギー機関(IEA)は5月30日、2010年におけるエネルギー関連の二酸化炭素(CO2)排出量が史上最高の30.6ギガトンであった、と発表した。
排出量は、世界的な金融危機によって2009年に一旦減少したが、2010年には再度伸びを見せ、史上最高を記録した2008年の29.3ギガトンを5%上回った。さらにIEAは、既存および現時点で建設中の発電所から排出される量から、2020年の電力部門による予測排出量の8割がすでに確定していると推測している。
IEAはまた、年次発行の「世界エネルギー展望(World Energy Outlook)」の2010年版で、各国が掲げた2020年までに削減目標を基に、先のメキシコのカンクン会議で合意された気温上昇幅を2度未満に抑えるという目標を達成するためにエネルギー部門が進むべき道を提唱している。しかしこれを実現するためには、2020年時点の世界のエネルギー部門関連排出量は32ギガトン以下でなければならず、これはつまり、向こう10年間の排出量の増加は、2009年から2010年の間に増加した量よりも少なくなければならないことになるという。
2010年のCO2排出量の燃料別内訳は、石炭が44%、石油が36%、天然ガスが20%であった。
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IEA:エネルギー関連排出量、史上最高の30.6ギガトンに