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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年06月26日
UCS報告書:熱帯林伐採を最も後押ししているのは、世界の食品需要
(憂慮する科学者同盟より)
6月13日に憂慮する科学者同盟(UCS)が発表した新研究『問題の根源――今日何が熱帯林伐採を後押ししているのか(The Root of the Problem: What’s Driving Tropical Deforestation Today?)』によると、現在、森林伐採に最も寄与しているのは、パーム油、牛肉、材木などの大規模な国際ビジネスであるという。
この報告は、中南米の大豆栽培や牧草、インドネシアやマレーシアのパーム油プランテーションといった、森林伐採への商業の影響力を重点的に扱ったもの。
インドネシアとマレーシアでは、近年の多くの森林伐採は、パーム油ビジネスの流行と関係しているとのこと。パーム油需要の急騰の主な理由としては、パーム油がトランス脂肪の代用品としてクッキー、ポップコーン、石けん、化粧品などに使われていることが挙げられるという。
面積については、世界の森林伐採の中でパーム油プランテーションが占める割合は限定的であるものの、パーム油プランテーションは地球温暖化を引き起こす排出の大きな原因となっているという。これはアブラヤシが湿地林から転換された土地で育てられることが多く、湿地の水が排水されることで、炭素を多く含む土壌が腐敗し、大量の二酸化炭素やメタンが放出されるためとのこと。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110626_1.html
UCS報告書:熱帯林伐採を最も後押ししているのは、世界の食品需要