本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年07月06日
CIGS薄膜太陽電池の製造にインクジェット技術を利用--オレゴン州立大学
(オレゴン州立大学より)
米国、オレゴン州コーバリス発―米国のオレゴン州立大学は6月28日、同大学の研究者がCIGS薄膜太陽電池の製造にインクジェット印刷技術を利用する方法を開発したと伝えた。家庭や事務所での印刷方法を大きく変えた低コスト技術のインクジェットプリンターの恩恵が、太陽電池の分野にも及ぶ可能性がある。
CIGS薄膜太陽電池は、銅(Cu)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、セレン(Se)の4元素から成る化合物で作り、太陽光を電気に変換する効率が非常に高い。今回、同大学の研究者らは、CIGS化合物をインクジェット技術で基板に塗布できる「インク」を開発した。
インクジェット技術を使ったこの方法では、従来の製造工程で無駄となる原材料の廃棄量を90%削減することができ、製造コストを大幅に下げることができる。今後さらに研究を継続すれば、太陽電池として商業的に実現可能な12%程度の変換効率を達成できると研究者は述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110706_1.html
CIGS薄膜太陽電池の製造にインクジェット技術を利用--オレゴン州立大学