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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年07月09日
豪州連邦科学産業研究機構、ウェブサイトで温室効果ガス濃度を公開
カテゴリー:気候
(豪州連邦科学産業研究機構より)
豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)は6月20日、ウェブ上で初めて、温室効果ガスデータを手軽に閲覧できるようにしたと発表した。同サイトで、南半球で測定された35年間分の温室効果ガスの濃度がわかるという。
このデータは、基本的条件下では世界一清浄で、温室効果ガスの世界的な変化を正確に反映しているタスマニア島グリム岬の大気を測定・分析し、毎月更新しているもの。
同研究機構の海洋大気研究所(CSIRO Marine and Atmospheric Research)のポール・フレーザー博士によれば、「人間活動の影響を受け、最も重大で寿命の長い温暖化ガスである二酸化炭素の大気中濃度は現在、100万年以上の間の最高レベルである年間約0.5%増」だという。
35年以上大気中の温室効果ガス濃度を分析してきたフレーザー博士は、人間活動が大気に与える影響を明示するデータを一般人が閲覧できるようにすることは重要であり、これは温室効果ガスが危険なレベルにまで上昇するのを妨げるために必要な、地球規模の措置を決定する際の基本的な情報だと述べた。
同サイトでは工業時代開始期以前の1800年頃から2010年までの、40%増という二酸化炭素濃度の激増をたどることもでき、同氏によれば、その大部分が人間活動によるものだという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110709_1.html
豪州連邦科学産業研究機構、ウェブサイトで温室効果ガス濃度を公開