（英国エネルギー・気候変動省より）

英国の連立政府は６月22日、小規模分散型エネルギーを推進する新たな戦略となる行動計画を発表した。この行動計画は、消費者、地方自治体、企業が再生可能エネルギー発電者になるよう手助けするものである。

この計画は、鍵となる行動、節目、義務をそれぞれ明確にしたワークストリームに分けられている。具体的な行動として、マイクロ水力発電装置の設置について取り扱いを今まで以上に大幅に柔軟性を持たせるなど、マイクロ発電認証制度（Microgeneration Certification Scheme）を改善し、中小企業にとってより効果が上がるようにしながら、消費者も保護し続けるようにする行動が含まれている。

同計画では、マイクロ発電を出力する電力50キロワット、熱300キロワット未満のものとし、すでに市場に出ているマイクロ発電技術として、太陽光パネル、太陽熱パネル、地中熱利用ヒートポンプ、風力タービン、マイクロ水力発電、小規模熱電併給ユニット、バイオマスを挙げている。

この計画は、小規模の再生可能エネルギー技術を全国の家庭や企業、地方自治体にもたらし、マイクロ発電をニッチ市場から主流へと押し上げながら、英国の炭素排出量削減にも役立つものとなる。

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