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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年07月26日
米国:再生可能エネルギーの生産量、原子力を上回る
カテゴリー:エネルギー
(米国エネルギー情報局より)
米国エネルギー情報局(EAI)が6月28日に発表した『月次エネルギー報告2011年6月』(Monthly Energy Review June 2011)によると、米国における今年1月から3月までのエネルギー生産量は、化石燃料が14.767千兆Btu、再生可能エネルギーが2.245千兆Btu、原子力が2.125千兆Btuと、再生可能エネルギーが原子力を上回っていた(Btuは英国熱量単位で、1Btuは約1,055ジュール)。
米国では1990年あたりから、原子力によるエネルギー生産が再生可能エネルギーを上回る傾向が続いていた。しかしここ数年、再生可能エネルギーの生産量が増えており、例えば2010年3月から6月にかけても、再生可能エネルギーの生産量が原子力を上回っていた。
再生可能エネルギーではバイオマスの割合が高く、今年の1月から3月までの再生可能エネルギー生産量の48%を占めている。次に多いのが水力(35.4%)であり、風力(12.9%)、地熱(2.4%)、太陽光(1.2%)と続く。
また風力発電の伸びは著しく、2005年には年間の再生可能エネルギー生産の中で風力が占める割合は2.9%(生産量は0.178千兆Btu)だったのに対し、2010年には11.5%(生産量は0.924千兆Btu)と、この5年で8.6ポイント(生産量では5倍以上)増加している。
*各エネルギー源の割合は原文データを元に計算した。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110726_1.html
米国:再生可能エネルギーの生産量、原子力を上回る