（欧州委員会より）

ベルギー、ブリュッセル発─欧州委員会（ＥＣ）は７月19日、欧州連合（ＥＵ）の環境基金「ＬＩＦＥ＋」プログラムの下で新規環境プロジェクト183件へ助成することを承認した。これらの案件は、自然保全、気候変動、クリーン技術、環境政策、環境問題に関する情報・コミュニケーションといった分野での活動を対象としている。プロジェクト全体の総出資額は約５億3,000万ユーロで、そのうちの２億4,400万ユーロをＥＵが提供する。

「ＬＩＦＥ＋」の総予算は2007年～2013年で21億4,300万ユーロ。毎年助成対象案件を公募しており、今年は応募総数748件から183件が選ばれた。気候変動に直接取り組んでいるプロジェクトは14あり、ＥＵからは合計1,600万ユーロ以上が提供される。

ヤネス・ポトチュニック環境担当委員は、「ＬＩＦＥ＋プログラムは、ＥＵにとって高い付加価値を持つ、質の高い革新的なプロジェクトへの財政支援を継続的に実施している。これらの新規プロジェクトは、気候変動との闘いを含む、自然保全や環境改善に多大な貢献をするだけではない。資源使用から脱却した成長といった、私たちが直面している重要な環境的課題に対する意識を欧州全域で高めることの一助にもなる」と話す。

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