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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年08月05日
EC法規制、エコ・イノベーションで自動車のCO2排出量を削減へ
(欧州委員会より)
欧州委員会(EC)は7月25日、自動車業界に対して、新車からの二酸化炭素(CO2)排出量を削減する新技術への投資を促すために、インセンティブを強化する法案を採択した。同規制は、自動車製造業者が、CO2排出量を削減する認証済みの「エコ・イノベーション」(環境重視の技術革新)を新車に装備することによって実現する、CO2排出量削減を評価するためのもの。
欧州は、2015年までに新車のCO2排出量を1キロメートルあたり平均130グラムまでに抑えることを目標としており、エコ・イノベーションがこのうち7グラムを占める見込みである。
同規制では、技術が、市場初であり、CO2排出量の大幅削減に貢献し、車両からのCO2排出量のレベルを決定するため以外では考慮されないならば、エコ・イノベーションとして認められる。また、その技術によって、安全性を損なうことなく、車両の推進力や必須とされる装置のエネルギー消費量の改善も目指さなければならない。つまり、例えば、太陽光を電気エネルギーに変化するソーラーパネルは、エコ・イノベーションとして認められる可能性はあるが、車内の音楽システムのエネルギー効率は認められない。
ECは、自動車メーカーと部品供給業者から提出された申請書を評価し、一般的なエコ・イノベーションを承認する決定を行う予定。それぞれの自動車のエコ・イノベーションによる実際のCO2排出量削減は、車種の認可手順の一部として認証される。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110805_1.html
EC法規制、エコ・イノベーションで自動車のCO2排出量を削減へ