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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年08月11日
報告書:国外の気候変動の影響による英国の課題が浮き彫りに
(英国ビジネス・イノベーション省より)
英国のビジネス・イノベーション省は7月11日、国外からの気候変動の影響は国内の気候変動の影響よりも英国にとって大きなものになる、とする報告書「気候変動の国際的側面(International Dimensions of Climate Change)」を発表した。
政府の未来を考えるシンクタンク「フォーサイト」(同省管轄)が作成したと同報告書によれば、英国は国外の気候変動の悪影響に脆弱であり、他国における気候変動の影響がいかに英国内に影響を及ぼすかについて一層注意を払う必要があるという。
影響が及ぶ主な分野としては、外交政策と安全保障、資源とインフラ、金融部門とビジネスが挙げられている。例えば資源とインフラについては、世界市場やエネルギー供給のために必要不可欠なインフラの崩壊、通信ネットワークやデータセンターへの異常気象の潜在的影響等、様々な潜在的脅威を指摘。また、金融部門とビジネスについては、「国外での気候変動に伴ってリスクのバランスが変わることを適切に評価せず、考慮に入れていない」としている。
キャロライン・スペルマン環境・食糧・農村地域大臣は、「この報告書が示している通り、気候変動の影響は、環境的な懸念から地政学的考慮の対象へと拡大している」と話している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110811_2.html
報告書:国外の気候変動の影響による英国の課題が浮き彫りに