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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年08月12日
ISO、建造物のエネルギー消費量を測る世界標準規格の策定へ
カテゴリー:社会
(国連環境計画より)
フランス、パリ発―国連環境計画(UNEP)は8月2日、UNEPが策定した家庭や事務所内のエネルギー消費量とCO2排出量を測定する共通炭素指標(CCM)について、国際標準化機構(ISO)が検討を決め、建造物のエネルギー消費量を測る国際規格を確立する取り組みに進展を得たと発表した。
現在、建造物分野は温室効果ガス排出量の最大要因となっており、世界のエネルギー消費量の約1/3が事務所・家庭内で生じている。建造物関連のCO2排出量は、2004年の86億トンから2020年には111億トンに増加すると見込まれている。
CCMをISOに提案し、規格案を作成する作業部会の議長を務める東京大学生産技術研究所の野城智也教授は、「持続可能性に関連する標準化は、現在のISO戦略における最重要課題のひとつであり、ISOによる標準化が、ビジネス面へのCCMの普及を促進することを期待している」と語る。
建造物の新たな国際規格のための基盤としてCCMを利用するという提案は、1年以内にISO内で議題に取り上げられる見込み。順調に行けば、エネルギー消費量やCO2排出量に関する新たな国際規格案が作成され、3年以内に採択される可能性がある。
DSR指標= DSR指標とは?
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ISO、建造物のエネルギー消費量を測る世界標準規格の策定へ