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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年08月18日
米国、トラック・バスを対象とした初の燃費削減基準を発表
(米国ホワイトハウスより)
米国、ワシントンDC発─米国大統領府は8月9日、同国初となる、トラックやバス等、大型自動車の燃料効率及び温室効果ガス排出の基準を発表した。
運輸省と環境保護庁によって策定されたこの基準制度は、2014年から2018年までに製造されるトラック・バスを対象とし、石油消費量5億3,000万バレル、温室効果ガス2億7,000万トンの削減、商用の大型自動車を所有・運用する事業者による燃料費約500億ドルの節減が見込まれている。
対象車は、大型(トレーラー)トラック、大型ピックアップトラック・バン、商用車(輸送バス、ゴミ収集車等)の3種類に分けられ、各車種の設計や目的に基づいて詳細な目標値が掲げられている。基準を柔軟にして、年ごとに対象車分類、車種に合わせた実現可能な燃費改善目標が立てられるようにした。2018年モデルまでに義務付けられている燃料消費量と温室効果ガス排出量の削減目標は、一部の大型トラックでは各約20%、大型ピックアップトラック・バンでは各約15%、配達トラック、バス、ゴミ収集車といった商用車は各約10%となっている。
この基準制度では、輸送費削減による消費者や一般企業への恩恵やクリーンエネルギー部門の成長促進も期待されている。
DSR指標= DSR指標とは?
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米国、トラック・バスを対象とした初の燃費削減基準を発表