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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年08月28日
電気・熱に加えて水素を供給できる燃料電池システム、カリフォルニア州で稼働
(米国エネルギー省より)
米国、ワシントンDC発―米国のエネルギー省(DOE)は8月16日、電気と熱の生成に加えて水素を供給できる世界初の燃料電池システムがカリフォルニア州で同日稼働を開始したと伝えた。この燃料電池システムは、オレンジ郡ファウンテンバレーの下水処理施設に設置され、そこから出るバイオガスを利用するもの。
この燃料電池システムには、水素精製装置が組み込まれており、一日約100キログラムの水素を回収できる。この水素は、水素供給ステーションに送られ、一日につき燃料電池自動車25~50台分の水素を一般に提供する。また、発電により得られる約250キロワットの電気は、下水処理施設で使用される。
このプロジェクトの開発は、DOE、カリフォルニア大気資源局、オレンジ郡下水道局(Orange County Sanitation District)、民間企業のパートナーシップで行われた。プロジェクトの管理については、エアープロダクツ(Air Products)社を中心にフュエルセル・エナジー(FuelCell Energy)社、カリフォルニア大学アーバイン校の国立燃料電池研究センターなどが行う。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110828_1.html
電気・熱に加えて水素を供給できる燃料電池システム、カリフォルニア州で稼働