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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年09月16日
米EIA報告:米国、2010年のエネルギー関連のCO2排出量が3.9%増加
カテゴリー:エネルギー
(米国エネルギー情報局より)
米国エネルギー情報局(EIA)が8月18日に発表した「2010年エネルギー関連のCO2排出量」(Energy-Related Carbon Dioxide Emissions, 2010)によれば、2010年の化石燃料の消費による米国のCO2排出量は、2009年から3.9%増の56億3,800万CO2換算トンだったという。これは1988年以降の米国のエネルギー関連のCO2排出量で過去最高の伸び率だが、2005年の水準を6%下回る。1990年以降、米国のCO2排出量は平均年率0.6%で増加してきている。
排出量増加の要因には、国内総生産(GDP)の3%増があった。さらに、GDP1ドル当たりに消費されるエネルギーとして測定される米国経済のエネルギー原単位は、2010年に0.7%増加した。また2010年の米国のエネルギー供給のCO2排出原単位(一単位の発電で排出されるCO2量)も、2009年の2.4%の減少とは対照的にやや増加した。最も炭素強度の高い化石燃料である石炭の消費量は、2009年に12%減少した後、2010年には6%増加した。
「CO2排出量の3.9%の増加は主に、2008年から2009年にかけての不況からの回復によるものだった。エネルギー見通し最新版のレファレンスケースでは、今後10年間の平均伸び率は年0.2%と、大幅な鈍化を予測している」EIA局長代行のHoward Gruenspecht氏は、このように語った。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110916_1.html
米EIA報告:米国、2010年のエネルギー関連のCO2排出量が3.9%増加