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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20110919

北極海の海氷、観測史上最小に迫る

カテゴリー:気候, 科学

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(米国国立雪氷データセンターより)

米国国立雪氷データセンター(NSIDC)は9月6日、2011年8月の北極の平均海氷面積が、1979年から2011年の衛星観測において、8月としては史上2番目の小ささを記録したと発表した。北西航路と北極海航路の両航路が開通しているようだと伝えている。

2011年8月の平均海氷面積は、552万平方キロメートル。8月としては観測史上最小となった2007年8月の記録を16万平方キロメートル上回ったものの、1979年から2000年の平均値を215万平方キロメートル下回った。海氷の被覆率は、東グリーンランド海を除くすべての場所で、標準を下回ったままであり、複数の大きな開水域(ポリニア)が、流氷域の間に形成されているという。

分析によると、北極海上空の気温は、平均を摂氏1度から4度上回り、北西航路地域の上空では、最大級の異常が発生した。北極海中央部上空で持続した高気圧は、ボーフォート海から西方のチュクチ海へと海氷を押し出す風のパターンを伴っていた。この風が、夏の間に温められた開水域へと海氷を運び、融解を促進したのだという。

海氷は現在、北西航路のルートからほぼ完全に姿を消している。パリー海峡(Parry Channel)の一部にわずかな氷が残るものの、南ルートの氷は消滅している。シベリア沿岸の北極海航路は、氷が張らない状態が続いており、この数週間の間に多数の貨物船が通過しているという。

DSR指標= S DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110919_1.html
北極海の海氷、観測史上最小に迫る

 
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