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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年09月22日
海洋の温暖化、危険な細菌類の爆発的繁殖を促進
カテゴリー:生態系
(ENSより)
ベルギー、ブリュッセル発-ENSの9月13日付け記事によると、欧州の科学者チームは同日、気候変動が原因の海水温暖化で、病原菌の中でも特に危険なビブリオ(Vibrio)属の繁殖が拡大しており、汚染された海産魚介類を食べて感染したり、汚染された海水に入って傷から感染したりすることで、胃腸炎、敗血症、コレラなどの深刻な病気を引き起こし、医療費は数百万ユーロに達する可能性があることを示す報告書を発表した。
今回の研究は、欧州の17の海洋研究所で構成される、CLAMER(Climate Change and European Marine Ecosystem Research:気候変動と欧州海洋生態系の研究)プロジェクトが実施したもの。
報告書では、「コレラ菌を含むビブリオ属は、過去44年間で北海のプランクトンが関連する細菌群集で優勢的に増加しており、この増加は、同時期の気候によって誘発された海面温暖化と著しい相関性があることが示された。(中略)海洋の温暖化はビブリオ属の拡大を促している」と述べられている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110922_1.html
海洋の温暖化、危険な細菌類の爆発的繁殖を促進