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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年10月04日
研究報告:地球を取り巻く温室効果ガスの詳細が極地間飛行で明らかに
カテゴリー:気候
(大気研究大学連合より)
米国コロラド州ボルダー発―9月7日、大気研究大学連合の科学者らは、北極から南極への3年間の研究飛行によって、史上初めて大気中の温室効果ガスや粒子の実態の把握に成功したと発表した。HIPPO(HIAPER Pole-to-Pole Observations)として知られる広範囲にわたる現場プロジェクトによって、研究者らは初めて、地球の気候に影響を与えるガスや粒子の地球規模の分布の詳細な3次元マッピングを作成できるようになった。
使用された環境調査用の高性能計測機搭載航空機(HIAPER)には、さまざまな大気成分をサンプル採取する一連の特別設計装置が装備されており、研究チームは季節毎にさまざまな高度で採取した大気サンプルを調べた。
HIPPOの最も重大な成果の一つは、陸上植物や海洋によって吸収され放出される季節毎のCO2量を数値化したことである。これは、科学者らが大気圏内外のCO2の年間周期や増加しているCO2量が、自然界と社会の双方からどのように影響を受けているかについてのより正確な予測に貢献するだろう。
研究チームは計80種類を超える大気中のガスや粒子を計測しており、予想を上回る範囲や濃度で検出されたものには、カーボンブラック粒子、亜酸化窒素等がある。
DSR指標= DSR指標とは?
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研究報告:地球を取り巻く温室効果ガスの詳細が極地間飛行で明らかに