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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年10月05日
パキスタンでも気候変動による大きな被害
(ENSより)
パキスタン、イスラマバード発-9月27日付けのENSによると、パキスタンでの未曾有の大規模なモンスーンの雨のため、今年の現時点で、350名が死亡、130万件の家屋が被害を受けるなど、800万人に影響が及んでいることについて、環境保護活動家たちは、気候変動が原因だと述べている。
地元の気象専門家が確認したところ、過去1ヶ月、パキスタン南部では、モンスーンの雨が観測史上最も多かった。気候問題の顧問(Adviser Climate Affairs)であるQamar-uz-Zaman Chaudhry博士によると、パキスタン南部の降雨量は8月に通常の2.7倍、9月に通常の11.7倍だった。
今回の洪水で2万4280平方キロメートルの土地が浸水したシンド州では、モンスーンの季節の前に深刻な干ばつに見舞われており、過去1年間の雨量はゼロだった。150万人以上が現在、一時的な避難所で暮らしている。
パキスタンでは、過去2年間で、気温の上昇と集中豪雨のため、急速な気候変動が起きている。気候の専門家は、こうした予期しない変化が、近隣諸国でも生じている、より広範囲な地域に及ぶ気候変動によるものだと考えている。
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パキスタンでも気候変動による大きな被害