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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年10月11日
森林への投資が、地域社会・気候・オラウータンのすべてに役立つ理由は?
(国連環境計画より)
インドネシア、ジャカルタ発-国連環境計画(UNEP)は9月28日付けのリリースで、インドネシアの主な熱帯雨林の保全は、パーム油プランテーション建設用に森林を伐採する場合の3倍の収入をもたらし、気候変動対策、水供給の確保、生活向上などのグリーン経済の恩恵をもたらし、深刻な絶滅の危機に瀕したスマトラ島のオラウータンの救済にもつながると述べた。
これはインドネシアからの要請を受けて、UNEPが「大型類人猿生存パートナーシップ(Great Apes Survival Partnership:GRASP)」で作成した新しい報告書の結果である。
同報告書によると、世界で最後に残存する6,600頭以上のオラウータンが密集する、スマトラ島の沿岸には、泥炭が豊富な森林があり、その多くは、現在の炭素価格で、1ヘクタール当たり2万2,000ドルもの価値があると推定されている(7,420~2万2,090ドルの範囲)。
同じ土地を伐採してパーム油のプランテーションを建設した場合の収入は、1ヘクタール当たり7,400ドル未満になる。普通の森林でさえも伐採をやめることによる炭素の価値は、1ヘクタール当たり3,711~1万1,185ドルの範囲になり、アグロフォレストリー、持続可能な伐採とコーヒーなどの土地利用手法よりもはるかに高い。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111011_1.html
森林への投資が、地域社会・気候・オラウータンのすべてに役立つ理由は?