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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年10月16日
研究報告:インフラ建設が中国のCO2排出量を押し上げている
(イーストアングリア大学より)
英国のイーストアングリア大学(UEA)は10月5日、最近の中国におけるインフラ建設が同国の二酸化炭素(CO2)排出量を押し上げているとする研究について伝えた。UEAの研究者が参加した国際チームによるこの研究は、学術誌「環境科学と技術(Environmental Science & Technology)」に同日発表された。
中国ではインフラ事業への資本投資が急速に増えており、これが建設産業の増大、およびエネルギー消費やCO2排出量の多い鉄鋼やセメントなどのサプライチェーンの拡大につながっている。このような中国経済の変容がGDP(国内総生産)当たりのCO2排出量を増加させているという。
以前は、消費と輸出の伸びにより排出量が増加していたが、これは効率を向上させることである程度抑えられてきた。主執筆者であるポツダム気候影響研究所のジャン・ミンクス氏は、「インフラ建設に関連して、CO2排出量の多い部門が次第に優勢になってきていることから、排出量の増加スピードはますます速まっている。中国は、まさに”炭素化するドラゴン”と化している」と述べる。
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研究報告:インフラ建設が中国のCO2排出量を押し上げている