（ジョージタウン気候センターより）

米国北東部10州各州とコロンビア特別区（ワシントンＤＣ）の運輸、エネルギー、環境の担当官は10月19日、北東部電気自動車ネットワーク（Northeast Electric Vehicle Network）を発足した、と発表した。同ネットワークは、経済成長の促進、クリーンエネルギー経済での北東部地域による主導権維持、石油への依存低減、温室効果ガスを含む大気汚染物質の排出量削減を目指すもの。

コロンビア特別区以外の参加州は、コネチカット、デラウェア、メリーランド、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューヨーク、ペンシルバニア、ロードアイランド、バーモントの各州。これらの州と特別区はすでに運輸・気候イニシアチブ（Transportation and Climate Initiative）という枠組みで協力しており、今回のネットワークもその一環として、あらゆる種類のクリーンな自動車と燃料の普及と、北東部および中部大西洋沿岸地域全体に電気自動車充電ステーションと関連インフラの整備を支援する。また、官民双方からのクリーン自動車用インフラ投資の誘致でも協力する。

オバマ大統領は「2015年までに国内でプラグイン自動車を100万台普及させる」という目標を掲げており、今回発足したネットワークでは、この目標の約20％にあたる20万台の普及に貢献するとされている。

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