本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年11月08日
研究報告:ハワイのオアフ島で豪雨頻発の恐れ
カテゴリー:気候
(ハワイ大学マノア校より)
米国ハワイ州、ホノルル発―米国ハワイ大学マノア校は10月10日付けプレスリリースにて、同大学の科学者らが、オアフ島南部の海岸線では、豪雨は増発するものの降雨強度は弱まるとの今後30年間の予測を地球物理研究ジャーナルに発表したことを伝えた。
ハワイ大学マノア校海洋地球科学技術学部(SOEST)の気象学研究助手のチェイス・ノートン氏らは、統計モデル、ハワイ州オアフ島の雨量計からの降雨データ、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)からの大気循環モデル(GCMs)を用いて、オアフ島の今後の豪雨パターンを予測した。GCMsは、気候変動とそれに伴う地域の気候変動の把握に極めて重要な役割を果たす。
急傾斜地で雨が多く、かつ多湿であるハワイ諸島で頻発する豪雨と鉄砲水は、住居や資産、道路、農業等に数億円もの損害を与えてきた。斜面と沿岸の浸食や沿岸海洋環境への汚染物質排出、サンゴ礁の劣化等を起こしやすいハワイの豪雨と流出は、地球が空前の温暖化を受けるにつれて環境面で変化すると見られている。
同研究の共同執筆者であるチュー氏によれば、この研究で示される結果は、気候変動を前に洪水や関連政策の立案に関心のある多くの機関に有益だろうという。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111108_1.html
研究報告:ハワイのオアフ島で豪雨頻発の恐れ