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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年11月09日
太陽光発電の「サウジアラビア」はヒマラヤ山脈、アンデス、南極
(米国化学会より)
米国化学会(ACS)は10月12日付けのリリースで、ヒマラヤ山脈、アンデス山脈、さらには南極などといった、世界で最も寒い地域が、太陽光の「サウジアラビア」になる可能性があることを示す新しい研究結果について述べた。同研究はACS機関誌「環境科学と技術(Environmental Science & Technology)」で発表された。
研究チームは、再生可能な太陽エネルギーによる発電の可能性は、地理的な位置に大きく依存すると説明している。長い間、日照の多い乾燥または半乾燥地域が太陽光発電装置の設置場所としてよいと考えられてきた。しかしながら、地球規模での重大な気象条件に関する限定されたデータによると、太陽エネルギーの生産で最良の地理的な場所についての意見は大きく別れている。
研究によると、予測通り、米国南西部の砂漠など暑い地域の多くが太陽光発電装置の設置で理想的であることがわかった。しかしながら、標高が高く寒い地域の多くも、日照が多いことが分かり、太陽光発電の可能性では、砂漠地域を上回るところさえあった。例えば、エベレストのあるヒマラヤ山脈は、急速な経済成長を遂げる中国にとって太陽光発電の理想的な場所になるかもしれないことが明らかになった。
今回の研究では、気温が太陽電池の出力に与える影響を考慮して、入手可能なデータを用いて世界の太陽エネルギーの可能性を推定した。将来的には送電損失や降雪など、ほかの要因についても検討する予定である。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111109_1.html
太陽光発電の「サウジアラビア」はヒマラヤ山脈、アンデス、南極