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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年11月13日
産業から生じる廃棄物や副産物、燃料へと「アップグレード」
カテゴリー:エネルギー
(フィンランド・アカデミーより)
フィンランド・アカデミー(フィンランド)は10月18日、産業廃棄物や副産物から輸送燃料を開発する研究において、好結果が得られたとニュースリリースで報じた。
同アカデミーのプログラムで研究されているのは、バイオブタノールとバイオガス。バイオブタノールは、食品産業とパルプ工業・製紙業の副産物から製造可能で、燃料としてガソリンを代替するにふさわしいとのこと。バイオガス由来のメタンもまた、代替燃料のトップ候補であるという。
ブタノールは非常にエネルギー効率の良い代替燃料であり、エタノールと同様、工業規模の生産に向いているとのこと。ブタノール製造には微生物学的過程が含まれ、微生物は効率的に炭素化合物をブタノールへと変換する。ブタノールにはエタノールよりも多くの炭素が含まれるため、よりエネルギー効率が良いとのこと。またこの製造が抱える多くの難問は、最近のブタノール発酵技術の飛躍的進歩によって、部分的に解決されているという。
また別の研究プロジェクトでは、埋立地ガスの燃料への改良が研究されているとのこと。バイオガスは、メタン含有量を95%以上に上げることができれば、バイオ燃料として使用可能だが、この研究では80%から90%のメタン含有量を達成したという。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111113_1.html
産業から生じる廃棄物や副産物、燃料へと「アップグレード」