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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年11月18日
海底に沈む太古のデータにより、地球の将来は予測可能かもしれない
カテゴリー:気候
(ミズーリ大学より)
米国、ミズーリ州コロンビア発―ミズーリ大学は10月27日付けのニュースリリースで、白亜紀後期の温室気候期に、大西洋の水温は深海における海洋循環の影響を受けていたとの研究を発表した。この研究は『Nature Geoscience』誌のオンライン版に掲載されたもので、この7,000万年前の海洋循環パターンの変化は、現代の温室効果ガス増加がもたらす結果を理解する助けになるかもしれないとのこと。
研究によると、白亜紀後期の温室期休止期間の終わりに、グリーンランド周辺に沈み込んだ水が、南大西洋から北に流れてきた表層水と入れ替わっているという。この交換によって、世界中が冷えている中、北大西洋は暖められたとのこと。
この研究では、海洋循環のパターンを追跡するために、魚の化石に含まれる元素「ネオジム」に焦点を合わせたという。ネオジムの2つの同位体比は、天然の水塊追跡システムとして作用するとのこと。
この研究で注目したのは「地球に暖かさが行き渡る過程に、海洋循環が与えた影響」であるいう。「気候が海洋循環に影響を与える程度と、海洋循環が気候に影響を与える程度を理解することは、現在重要だ。なぜなら二酸化炭素のレベルは、大昔の温室期に見られたレベルに急速に近づいているからだ」と同大学のケニス・マクラウド教授は述べる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111118_1.html
海底に沈む太古のデータにより、地球の将来は予測可能かもしれない