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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年11月24日
IEA論文:電力消費者の選択肢を増やすと環境と経済に恩恵あり
(国際エネルギー機関より)
国際エネルギー機関(IEA)の10月25日付けリリースによると、IEAは、電力消費者が価格変動に反応して需要を調整する「需要反応」の導入が、環境と経済に幅広い恩恵をもたらす可能性を示す、新しい論文「電力市場での顧客の選択肢を増やす(Empowering Customer Choice in Electricity Markets)」を発表した。
「需要反応」にはいくつかの形態があり、価格スパイクの抑制や電力網のシステム資源への負荷低減のために、消費者にピーク時以外での利用を促す、各種の革新的な製品とサービスが開発される可能性がある。
こうした「需要反応」には、柔軟性と弾力性を高めることで、電力システムに対する負荷を低減させるという、主な波及効果がある。柔軟性が高まると、電力システムでは変動性のある再生可能エネルギーなど、幅広いエネルギー資源を活用することができる。
論文の著者でIEAの電力市場と安全に関する特別顧問(Senior Executive Advisor)のダグ・クック氏は、効率的で時宜を得た展開を行うためには、リアルタイムの価格が反映された競合性のある動態的な小売市場、知識が豊富で十分な情報を与えられた顧客基盤、リアルタイムの詳細な顧客情報へのアクセス、法規制枠組みの整備、スマートメーター技術の展開などが求められると述べた。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111124_1.html
IEA論文:電力消費者の選択肢を増やすと環境と経済に恩恵あり