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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年11月27日
国連報告:2010年の温室効果ガス濃度、過去最高を記録
カテゴリー:気候
(国連より)
国連の世界気象機関(WMO)は11月21日、2010年の地球の大気中の温室効果ガス濃度が産業化以降で最高を記録したと警告する報告書について発表した。WMOの最新版の「温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)」では、一酸化窒素の濃度上昇が特に注目されているが、最近、温室効果ガスの増加が加速化されていることも指摘されている。
WMOのミシェル・ジャロー事務局長は、「ありえない話ではあるが、今日、私たちが温室効果ガスの排出を止めることができたとしても、温室効果ガスは、今後数十年、大気中に残り、私たちの地球と気候の微妙なバランスに影響を及ぼし続ける」と述べた。
報告書によると、2010年までの20年間で、温室効果ガスによる「放射強制」(ガスが地球の気候に与える温暖効果)は29%増加し、このうち80%は二酸化炭素が占めていた。
三つの主要な温室効果ガスは、二酸化炭素、メタン、一酸化窒素だが、大気中の二酸化炭素の濃度は、産業化が始まった1750年頃から39%増加している。
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国連報告:2010年の温室効果ガス濃度、過去最高を記録