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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年12月07日
ツンドラ境界線の森林、温暖化で成長が早まる
カテゴリー:生態系
(コロンビア大学地球研究所より)
米国コロンビア大学地球研究所の11月10日付けリリースによると、アラスカ州のツンドラ境界線にある常緑樹の成長が早くなっており、少なくともいくつかの森林は、急速に温暖化する気候に適応しているのかもしれないということが新しい研究で明らかになった。
ほかの場所にある森林が、特に地球温暖化が原因と見られる山火事、虫害、干ばつによって弱体化する一方で、アラスカの極北にあるシロトウヒについては、過去100年間の特に1950年以降、勢い良く成長した木があった。
『Environmental Research Letters』誌で発表された今回の研究は、1,000年という期間に及び、極北の生態系が大気中に残存する二酸化炭素という温室効果ガスのバランスを取ることにおいて、将来的な役割を担うかもしれないという考えを強めている。また、気候変動懐疑派による最近の方法論的な異論を回避することで、極北の森林の気候データを得るための別の手法への支援を強化している。
主執筆者でコロンビア大学ラモントドハティ地球観測研究所の年輪科学者のLaia Andreu-Hayles氏は、「気温上昇は木にストレスを与えているだろうと予測していた。今回の調査結果には驚いた」と述べた。
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ツンドラ境界線の森林、温暖化で成長が早まる