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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年12月08日
NOAA報告:北極地域で温暖化、緑化、海氷の減少が続く
(米国海洋大気庁より)
米国海洋大気庁(NOAA)は12月1日、北極地域の観測記録をまとめた年次報告書「北極報告カード(Arctic Report Card)」を発表した。北極地域では、気温と海水温の上昇、夏季の海氷と積雪の減少、海洋化学の変化により、陸上と海洋の生物に異変が生じていると伝えている。
「北極地域で緑化と温暖化が進行すると、さらなる開発が進む可能性が高い。この報告書は、入手しやすくなる北極資源をいかに管理・保護すべきかについて、より良い決定が下されるよう、北極資源への高まる需要に備えるのに役立つ」と商務省のモニカ・メディナ首席副次官(海洋大気担当)は語る。
報告書によると、2011年の北極海全体の地表付近の年平均気温は、1981年から2010年の平均値に比べ、およそ摂氏1.5度高かった。また、9月の最小海氷面積は、1979年の衛星観測開始以来2番目の小ささだった。ボーフォート海とチュクチ海では、海洋酸性化も確認されている。さらに、北極圏の陸地の大部分で気温が上昇しているため、ツンドラの植生が拡大を続けているという。
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NOAA報告:北極地域で温暖化、緑化、海氷の減少が続く