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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年12月09日
シミュレーションにより気候温暖化の「ノイズ」は区別できる
(ローレンス・リバモア国立研究所より)
米国、カリフォルニア州リバモア発―米国のローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)は11月16日、人間が原因の地球温暖化と、「ノイズ」(まったく自然な気候の揺らぎ)とを区別するためには、対流圏温度の記録が少なくとも17年間分必要との研究結果を伝えた。この研究は『Journal of Geophysical Research (Atmosphere)』誌のオンライン版に掲載されているもの。
近年、地球温暖化に懐疑的な人たちの多くは、1998年以降の地球の気温動向に注視し、「この10年から12年の間、温暖化は起きていないか、起きていないに等しい」、「コンピューターの気候システムのモデルには、人間に起因する温室効果ガスの変化も入れて実行した場合は、そのような短期の『すき間』をシミュレーションする能力はない」と主張しているとのこと。
これに対して、「ノイズを含む、ある10年間だけを調べるのでは、有利な証拠しか取り上げておらず、人間が気候に影響を与えているかどうかについて信頼できる情報を提供してはいない」とこの論文の主執筆者であるBenjamin Santer氏は述べる。
研究によると、気候モデルによって、温暖化がごくわずかにしか生じていない10年、12年といった短期の「すき間」のシミュレーションは可能とのこと。そのためには対流圏温度の記録が少なくとも17年間分必要であるという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111209_1.html
シミュレーションにより気候温暖化の「ノイズ」は区別できる