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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年12月10日
調査報告:英国都市部の市民、都市緑化への拠出増に前向き
カテゴリー:社会
(シェフィールド大学より)
英国シェフィールド大学は11月16日、市民が都市緑化に月々29.91ポンド、年間約360ポンドまで支払う意志があることが分かったと発表した。
研究者らは、マンチェスターとシェフィールドの2つの中核都市部に住む市民に世論調査を行い、地元の緑化にあとどのぐらい地方税や賃貸料、ローンを支払う意志があるかを調べた。その結果、市民は樹木被覆率の高い緑地のために、もっとお金を出してもよいと考えていることが分かった。
マンチェスターのウィットワースストリートでは、市民は地方税を通じて街路清掃に月々平均2.20ポンド、緑化維持に1.50ポンドを拠出しているが、現状維持のために1.46ポンド、低木の観賞樹が植えられるのなら1.61ポンド、大木の森林樹や芝生の造園のためなら2.33ポンドまで月々上乗せしてもよいと考えているという。
一方シェフィールドのブロンクストリート近郊では、小規模アパートの賃貸料やローンの支払いが月々575ポンド前後となっているが、同地区の造園に着手されれば、市民は月々8ポンドを追加するという。
シェフィールド市内の代替再開発計画の評価も同様で、大規模な緑化を含む計画ではさらに月々29.21ポンド、あるいは年間358.92ポンドを支払うという回答を得ている。
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調査報告:英国都市部の市民、都市緑化への拠出増に前向き