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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年12月13日
報告書:欧州17カ国の洋上風力発電プロジェクト、大規模拡大へ
(欧州風力エネルギー協会より)
欧州風力エネルギー協会(EWEA)は11月29日、欧州連合(EU)加盟国のうち北西部を中心とした17カ国にある洋上風力発電プロジェクトについて分析した報告書を発表した。
それによると、建設済み、建設中、または承認済み、計画中の洋上風力発電設備容量は141ギガワットを超え、EUの平均的な家庭1億3,000万世帯に電力を供給できる量に相当するという。これは現在の設備容量の35倍で、欧州の総発電量の13.1%にあたるという。
さらに報告書は、2020年までに16万9,000人の雇用が創出されると予想しており、2030年までには30万人に上るという。現在、欧州企業はこの分野で世界をリードしており、世界の洋上風力発電容量の99%以上は欧州の海域で生産されている。
しかしながら、報告書は、欧州における洋上風力発電部門の可能性を現実のものとするためには、投資家による十分なレベルの資金供給がなくてはならないと警告している。それに加え、大量の電力を消費地に送電することを可能にする洋上送電網に対する資金供給と建設が重要であると指摘している。
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報告書:欧州17カ国の洋上風力発電プロジェクト、大規模拡大へ