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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20111224

研究報告:永久凍土からの炭素排出で気候変動は予測モデルの2.5倍以上

カテゴリー:生態系

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(フロリダ大学より)

米国、フロリダ州ゲインズビル発-米国フロリダ大学の生態学者のエドワード・シューア氏が率いる41名の国際的な専門家チームは、12月1日付けの『ネイチャー』誌で、地球温暖化の予測モデルは、今後100年間にわたる永久凍土からの炭素排出量の規模を過小評価している可能性を示した。永久凍土から排出されるメタンの量などを考慮すると、永久凍土が気候変動に与える影響は、モデルの予測の2.5倍だと推定されている。

シューア氏は、「例えば庭の堆肥などでは、土壌に含まれる炭素はゆっくりと分解されるが、永久凍土の場合、土壌が凍結しているため炭素の分解はほぼ停止している。土壌が温まるにつれて、炭素は細菌や菌糸類によって分解される。さらに、細菌や菌糸類が代謝すると、気温上昇を引き起こす温室効果ガスの炭素やメタンが排出される」と述べた。

数千年にわたり、動植物の残骸が分解されることで、永久凍土域の有機炭素は3,030万平方キロメートルの土地に分布することになり、これは過去の推定の3倍以上に相当する。観察や土壌測定や実験を行なったところ、炭素がより深くに貯蔵されていることが判明したことが、今回の新しい数値の主な根拠である。

シューア氏は、「モデルが私たちに正しい答えを示していないことがわかる。モデルの改善には時間と開発が必要であり、その作業はまだ終わっていない」と述べた。

DSR指標= R DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111224_1.html
研究報告:永久凍土からの炭素排出で気候変動は予測モデルの2.5倍以上

 
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