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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年12月26日
二酸化炭素排出量は、世界金融危機の後すぐに「リバウンド」していた
(オークリッジ国立研究所より)
米国、テネシー州オークリッジ発―米国のオークリッジ国立研究所(ORNL)は12月5日付けのニュース・リリースで、2009年の世界金融危機の影響で急激に減っていた世界の二酸化炭素排出量が、2010年には早くも上昇していたことを発表した。
研究によると、2009年には86億トンだった炭素排出量は、2010年には過去最高の91億トンに達したという。また2009年には、発展途上国で出現した新たな経済によって排出される二酸化炭素量も、重要な節目を迎えたとのこと。つまり、発展途上国での消費ベースの排出(財とサービスの消費に関連する排出)は2009年と2010年にわたり6.1パーセント増加し、その結果として2009年には初めて、発展途上国の消費ベースの排出量が、先進国を上回ったという。
「従来は、先進国の方が二酸化炭素をたくさん排出していたが、中国やインドのような発展途上国での新たな経済の出現により、これはもはや事実ではない」と同研究所のTom Boden氏は述べる。また現在の成長から判断すると、この動向は将来も続くだろうとのこと。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20111226_1.html
二酸化炭素排出量は、世界金融危機の後すぐに「リバウンド」していた