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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月01日
中国:オゾン層保護と気候対策に向け2億6,500万ドルのHCFC削減プロジェクト開始
(国連環境計画より)
中国、上海発―中国の環境保護部は12月19日、ハイドロクロロフルオロカーボン類(HCFCs)の消費を削減するため、2015年1月まで実施する2億6,500万ドルのプロジェクト「HCFC段階的削減管理計画(HPMP)」をスタートさせた。これは国連環境計画(UNEP)が同日伝えたもの。
環境保護部の張力軍副部長は、「中国は世界最大のHCFC生産・消費・輸出国であり、世界のHCFC生産の70%強を、そして途上国による総消費量の50%を中国が占めている。中国での削減は、モントリオール議定書の実施にとって重要な役割を果たすとともに、地球温暖化係数の高いHCFCsを減らすことで気候変動対策にも貢献するだろう」と述べている。
中国では、HCFCsは主にエアコンや商工業用冷凍の冷媒として、また発泡剤や溶剤として使用されている。モントリオール議定書により、中国は、2013年までにHCFC消費量をベースライン(2009-2010年の平均)に凍結し、その後2015年までに10%削減することを求められている。
今回のHPMPの実施にあたっては、モントリオール議定書の実施のための多国間基金より資金援助を受けることが2011年7月に承認されている。
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中国:オゾン層保護と気候対策に向け2億6,500万ドルのHCFC削減プロジェクト開始