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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月02日
「グリーンな経路指定」で移動時間を大幅に延長させずに自動車排出量を削減
(ニューヨーク州立大学バッファロー校より)
米国、ニューヨーク州バッファロー発-米国ニューヨーク州立大学バッファロー校の12月14日付けリリースによると、同大学の研究者チームが、ニューヨーク州北部のバッファロー・ナイアガラ地方で、交通に関する詳しいコンピューターシミュレーションを行なったところ、グリーンな経路を指定することで、自動車運転による一酸化炭素排出量が27%削減され、その一方で移動時間は平均11%長くなるだけであることが明らかになった。
例えば、高速道路ではなく、平面道路を走ると、燃料の消費が少なくなる。対象とする移動者を賢く選んだことも成功の秘訣だった。つまり、車を運転する人のわずか1/5に相当する、新しい道を利用することで最も多くの恩恵を受ける人たちの経路を変更させたのである。そうすることで、地方の排出量は約20%削減した。
同大学の土木・構造・環境工学の准教授で、交通システムの専門家のアデル・サデック氏は、「グリーンな経路指定に魅力がある理由の一つは、消費者と運輸庁が今日、利用を開始できる戦略であるということだ」と述べた。
サデック氏によると、近い将来、GPSナビゲーションシステムとオンライン地図がグリーンな経路指定を促進する上で重要な役割を果たすかもしれない。具体的には、交通の研究を活用することで、最短ルートではなく、環境に優しいルートを選ぶというオプションをドライバーに与えることができる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120102_1.html
「グリーンな経路指定」で移動時間を大幅に延長させずに自動車排出量を削減