本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年01月19日
米国カリフォルニア州、充電器のエネルギー効率規制を導入
(カリフォルニア州エネルギー委員会より)
米国、カリフォルニア州サクラメント発-米国のカリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)は1月12日、携帯電話やラップトップコンピュータ、電動工具等の充電に使用される充電器による無駄なエネルギー消費を削減する、国内初のエネルギー効率基準を承認した。
カリフォルニア州全体では約1億7,000万台の充電器が使用されており、1世帯あたりの平均は11台。多くのメーカーが、エネルギー効率の良い電子機器を生産しているものの、多くの市販製品は、効率の良い充電技術が不足している。同州における充電器による消費電力8,000GWhのうち、およそ2/3は非効率のせいで無駄に消費されているという。
今回の基準案では、年間約2,200GWhを節約でき、これは約35万世帯分の電力供給量に相当する。また、同基準が完全に導入されると、年間3億ドル以上の電気料金を節減し、100万トン分の炭素排出量を削減することになる。
歴史的にカリフォルニア州は、連邦基準の基礎となるエネルギー効率基準を導入し、国をリードしてきた。CECは、冷蔵庫、エアコン、乾燥機、照明、テレビなどの家庭用電化製品の省エネルギー基準を承認している。
携帯電話、電動工具などの消費者向け充電器については、2013年2月1日までに、フォークリフトなどの産業用充電器については、2014年1月1日までに、新基準に適合していることが必要となる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120119_1.html
米国カリフォルニア州、充電器のエネルギー効率規制を導入