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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年02月27日
2010年の英国の温室効果ガス排出量、前年比3.1%増に
英国エネルギー・気候変動省は2月7日、2010年の英国の温室効果ガス排出量を発表し、前年比の3.1%増となったと伝えた。
「2010年の排出量の増加は、例外的な寒さと化石燃料の利用量がさらに増えたことに起因する。経費と排出量の削減のために家を断熱し、より環境にやさしい代替エネルギーへ移行する連合政策の重要性を浮き彫りにしている」エネルギー・気候変動相のエドワード・デイヴィー氏はこのように述べた。
京都議定書に規定された6つの温室効果ガスの2010年の英国の総排出量は、二酸化炭素換算で5億9,040万トンと概算された。これは、2009年の5億7,250万トンより3.1%多い。2009年から2010年にかけて最も増加したのは、家庭部門(15.1%増)と、エネルギー供給部門(2.8%増)だった。その他の部門は比較的変わらなかった。排出量の増加全体は主に、発電における原子力から石炭やガスへの移行と組み合わさって、家庭でのガス利用が増加したことに起因している。
この統計発表に含まれるすべての部門別の内訳は、最終消費者の使用地点ではなく、排出源に基づいている。そのため発電に関連する排出量は、電力が消費される家庭や事業所ではなく、これらの排出源である発電所に帰属すると考えられている。
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2010年の英国の温室効果ガス排出量、前年比3.1%増に