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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年03月13日
研究報告:気候モデルで微生物を考慮
(米国微生物学会より)
米国、ワシントンDC発-米国微生物学会(American Society for Microbiology)の2月14日付けリリースによると、米国微生物学会内の米国微生物アカデミー(American Academy of Microbiology)は最新の微生物科学の理解を気候モデルに取り入れる計画として、「微生物作用を気候モデルに組み込む(Incorporating Microbial Processes into Climate Models)」と題する新しい報告書を発表した。地球の気候の形成について理解するために用いられるモデルには、空電学、海洋学、地震学、地質学、物理学、化学など多くの異なる科学的変数が含まれているが、微生物が気候に与える多大な影響についてはほとんど考慮されていない。
マサチューセッツ工科大学のエドワード・デロング氏は、今回の報告書の共同委員長で、「気候科学者と微生物学者は通常、別々に研究しているが、それぞれの研究は密接に結びついている。微生物は、気候に関連するあらゆる地球化学的なサイクルにおいて、重要な役割を果たしている。微生物の活動は総合すると膨大だが、気候に作用するガスに対するその正味の影響は現在知られていない」と述べた。
報告書は、2011年に同アカデミーが、微生物学、生物地球化学、気候モデルリングの統合を改善するための具体的な取組や活動を明確にするために開催した会議に基づいている。会議には、コンピューターによるモデル化や気候モデリングだけでなく、微生物学など多様な分野の専門家が参加した。
DSR指標= DSR指標とは?
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研究報告:気候モデルで微生物を考慮