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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年03月16日
高所得国は低い成績:環境と経済の双方を考慮した新指標
(ENSより)
カナダ、バンクーバー発―ENSは2月21日ウェブサイトで、複数の高所得国の健全性が最低レベルである一方で、多くの低所得国はより健全であるとの結果を発表した。この結果はEco2という新たな指標によるもので、この指標では152カ国の総合的健全性を測定する基準として、生態学的安全性と経済的安全性の双方を使用しているという。
Eco2指標の上位5カ国はボリビア、アンゴラ、ナミビア、パラグアイ、アルゼンチン、下位5カ国はヨルダン、韓国、イスラエル、クウェート、シンガポールだったとのこと。
「生態学的損失を積み重ねることは、財政的損失の積み重ねと全く同様に、問題だ。両方とも未来の世代に影響をもたらす」とこのプロジェクトの主研究者であるRashid Sumaila氏は述べる。
Eco2指標で用いられている経済データは世界銀行によるもので、財政赤字、国債、GDPを織り込んでいるという。生態学のデータは、米国カリフォルニア州に本拠地を置くシンクタンク、グローバル・フットプリント・ネットワークによるものという。このシンクタンクは、国ごとの資源消費と廃棄物を、その環境収容能力と比較して測定しているとのこと。
世界的にEco2指標の値は、この10年間徐々に落ち込んでいるが、これは多くの国で生態的な損失が増加したためという。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120316_1.html
高所得国は低い成績:環境と経済の双方を考慮した新指標