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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20120327

海洋の酸性化はかつてない速度で進んでいるかもしれない――様々な種が失われる可能性

カテゴリー:気候, 生態系

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(コロンビア大学地球研究所より)

米国のコロンビア大学地球研究所は3月1日、世界の海洋は人類が排出した炭素により、この3億年の4回の大量絶滅期(この時は一時的な自然の炭素増加により世界の気温が急上昇した)以上の速度で酸性化しているかもしれないとの新研究を発表した。

工業的な炭素排出が現在のペースで続けば、珊瑚礁、牡蠣といった生命体は失われる可能性があるとのこと。

海洋は大気の余分な二酸化炭素を吸収し、二酸化炭素は海水と反応して炭酸を形成する。炭酸は海底にある化石化した炭酸塩の殻により、徐々に中和されるとのこと。しかし、二酸化炭素が海洋に入るスピードが速すぎる場合、珊瑚礁などをつくるための炭酸イオンが枯渇する可能性があるという。

研究によると、現在にやや近い速度で海洋が変化したのは、約5,600万年前の暁新世/始新世境界温暖化極大イベント(PETM)だけとのこと。この時、大気中の炭素濃度は倍になり、地球の平均気温を6度ほど上げたという。その結果、海底にある炭酸塩のプランクトンの殻が分解され、深海に住む有孔虫は半分もの種が絶滅したとのこと。そしてこれは食物連鎖で上位に位置する生命体も消滅した可能性を示唆するという。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のpHの予測値によると、海洋の酸性度は今世紀末までにPETM期を上回るとのこと。よってこの時と同様の変化が海洋で見られる可能性があるという。

DSR指標= R DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120327_1.html
海洋の酸性化はかつてない速度で進んでいるかもしれない――様々な種が失われる可能性

 
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