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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年04月09日
気候変動は水資源にも影響を与える
カテゴリー:気候
(ユネスコより)
ユネスコの3月12日付けのリリースによると、マルセイユ(フランス)で開催された世界水フォーラムにおいて『国連世界水開発報告書』の最新版が発表され、水に対するかつてない需要増加により、全ての主要な開発目標が脅かされていると警告しているという。報告書によると、食糧需要の増加、急速な都市化、そして気候変動により、世界の水供給への圧力は大幅に増しているとのこと。状況は複合的であり、水の管理方法を根底から再考することが求められるという。
ユネスコのイリーナ・ボコバ事務局長は「必要性や需要に照らすと、淡水は利用し続けられる形で使われていない」と報告書の前書きに記している。
報告書によると、気候変動は、将来何年にもわたり、さらに大きな影響を水資源にあたえるという。気候変動は、降雨パターン、土壌の湿度、氷河融解、川の流れを変化させると共に、地下水源の変化の原因にもなるとのこと。すでに洪水や干ばつのような水にまつわる災害は、頻度と激しさを増している。気候変動は、今から2030年までの間に、南アジアとアフリカ南部の食料生産にかなりの影響を与えるという。2070年までには、中央ヨーロッパ、南ヨーロッパでも水ストレスは感じられるようになり、影響は4,400万人にまで及ぶ可能性があるとのこと。
DSR指標= DSR指標とは?
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気候変動は水資源にも影響を与える