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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20120410

報告書:温暖化する世界では洪水が健康への脅威となる

カテゴリー:気候, 社会

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(憂慮する科学者同盟より)

米国、ワシントンDC発―憂慮する科学者同盟(UCS)は3月15日、温暖化する世界で頻発する可能性が高い豪雨と洪水には甚大かつ目に見えないことが多い健康上のリスクを伴う、と指摘する報告書「嵐の後:温暖化する世界で発生する洪水の隠れた健康リスク(After the Storm: The Hidden Health Risks of Flooding in a Warming World)」を発表した。

同報告書では、「水位が上昇する中を車で逃げようとして溺れる」「汚染された水道水を飲む」「汚れた水に触れる」「自宅で詰まった下水に接触する」「カビにさらされる」という豪雨と洪水によって引き起こされる健康上のリスク上位5つを挙げて注意を喚起している。

同報告書によれば、豪雨になると、飲料水や娯楽用に使われる水が下水や石油製品、殺虫剤、除草剤、家畜・野生動物・ペットの排せつ物等で汚染され、洪水の水には100以上の細菌やウィルス、寄生生物が含まれている可能性があるという。

また、浸水した住宅や建物は、身体を衰弱させる呼吸器系や神経系の疾患を引き起こす可能性を持つカビの温床になるという。精神衛生上の問題も異常気象災害の後に増える傾向にあり、これらの健康上の問題は水がひいた後でも長期にわたって続く可能性があるとしている。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120410_1.html
報告書:温暖化する世界では洪水が健康への脅威となる

 
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