本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年04月19日
IPCC報告書:気候変動への適応推進に向けた極端現象及び災害のリスク管理
(気候変動に関する政府間パネルより)
スイス、ジュネーブ発-気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は3月28日、過去半世紀の間、気候変動が、熱波、記録的な高温、そして多くの地域では豪雨など、極端な気象・気候現象(極端現象)という変化をもたらしたことを示す証拠について述べた。
IPCCは、同日発表されたフルレポート版の「気候変動への適応推進に向けた極端現象及び災害のリスク管理に関する特別報告書(Special Report on Managing the Risks of Extreme Events and Disasters to Advance Climate Change Adaptation)」(SREX)の中で、極端現象もしくは極端ではない現象さえも、リスクに対する社会的な脆弱性と負担が合わさることで、気候に関連する災害の原因になりかねないと述べた。
同報告書では、極端事象には、災害に結びつくものもあるが、そうならないものもあることから、災害のリスクに関する、回避、準備、対応、復興のための政策を講じることで、こうした事象の影響を和らげ、極端事象にさらされる人々の立ち直る力を強化することができると指摘されている。
同時に、IPCCは、報告書の中で、社会的および(または)自然のシステムの限界値または転換点を超えてしまうと、適応が非常に困難になり、立ち直る力に限界が生じるとも述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120419_1.html
IPCC報告書:気候変動への適応推進に向けた極端現象及び災害のリスク管理