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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20120420

氷河期には二酸化炭素は海洋に潜む――新たな同位体測定法による研究

カテゴリー:技術, 気候

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(アルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所より)

ドイツ、ブレーマーハーフェン発―ドイツのアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所(AWI)は3月29日、新たに開発された同位体測定をベースとした、「2万年前の最後の氷河期に、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が低かった理由」と「地球の気候が温暖化した際、この値が上昇した理由」に関する研究が、『サイエンス』誌に掲載されたことを発表した。この研究は、スイスのベルン大学やAWIの研究者らによって行われたもの。

2万年程前の最後の氷河期における大気中のCO2濃度は、その後の暖候期よりも明確に低かったことが、南極の氷コアの測定により20年前にすでに明らかになっているという。その後「CO2濃度は氷河期には低く、暖候期には高くなる」というCO2と気温との間の密接な関係は、過去80万年にわたり存在していることがわかったとのこと。そして氷河期にCO2は何処に隠れていたのか、氷河期が終わるとどのように大気中に戻るのかという疑問に答えることも試みられた。

『サイエンス』誌に掲載された論文によると、氷河期には多くのCO2が深海に蓄積され、大気中のCO2濃度を引き下げる。氷河期の終わりにだけ海洋循環の変化により、蓄積されたCO2は海面へと運ばれ、排出され大気に戻るという。この研究の新たな同位体測定法により「氷に保存されているCO2の指紋について信頼性の高い解読」がはじめて可能になったとのこと。

DSR指標= S DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120420_1.html
氷河期には二酸化炭素は海洋に潜む――新たな同位体測定法による研究

 
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