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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年04月23日
研究報告:異常気象が温暖化で記録的なレベルに
カテゴリー:気候
(ポツダム気候影響研究所より)
ポツダム気候影響研究所(PIK)は3月25日、ここ10年間の異常気象の頻発が単なる偶然のものではないとの同研究所の科学者らの主張を伝えた。同科学者らは少なくとも極度な降雨量や熱波と人間による地球温暖化との関連は明白であると、『ネイチャー・クライメート・チェンジ』(Nature Climate Change)誌にその科学的根拠の新たな分析を示している。
2011年だけで、米国は1件当たり10億ドルを超える損害を引き起こした異常気象に14件見舞われた。1月から10月にかけて過去最多降雨月を記録した州もあった。日本が過去最大の降雨量を記録した一方、中国の長江流域では記録的な干ばつに見舞われた。2010年には、ロシア西部でこの数世紀で最も暑い夏となり、パキスタンとオーストラリアでは過去最多の雨量を記録した。少なくとも過去500年のうち、2003年は欧州で最も暑い夏となった。
論文の主執筆者であるDim Coumou氏は「一般的に、地球温暖化が個々の異常気象を引き起こしていることは証明できていないが、異常気象全体と気候変動との関連は明らかになっている」と述べている。先週明らかにされたところによれば、3月13日から19日にかけてだけで、米国北部の1,000カ所以上で史上最高の暑さを記録したという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120423_1.html
研究報告:異常気象が温暖化で記録的なレベルに