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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年04月24日
2011年の自然災害、世界全体で820件発生
カテゴリー:気候
(ワールドウォッチ研究所より)
ミュンヘン再保険会社がまとめたデータを、米国のワールドウォッチ研究所の4月2日発行「Vital Signs」(邦題:「地球環境データブック」)オンライン版で分析したところ、2011年に世界全体で820件の自然災害が記録され、死亡者は2万7,000人、経済損失は3,800億ドルに達したことが明らかになった。自然災害の数は、2010年よりも15%減少したが、2001年から2010年の間の年間平均790件より多く、1981年から2010年の間の年間平均630件を大きく上回った。
2011年の自然災害の91%は気象に関連するものだった。今回の報告によると、自然災害のうち、地球物理現象はわずか9%だったが、これには、死亡者全体の62%を占める、日本の東日本大震災が含まれている。2011年3月の地震と津波では、1万5,840人が死亡した。
報告書では、自然災害について、地理的な位置、種類(地球物理学、気象学、水文学、気候学)、致命的な影響、犠牲の大きさの分析を行った。2011年の自然災害の大部分は南北アメリカ(290件)とアジア(240件)で発生し、少なかったのは欧州(150件)、アフリカ(80件)、オーストラリア(60件)だった。気象に関連した自然災害のうち、37%は暴風雨が原因で(気象学)、37%は洪水(水文学)、17%が熱波、寒波、山火事、干ばつなどの気候学的な事象だった。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120424_1.html
2011年の自然災害、世界全体で820件発生